モンゴルの乳製品

【馬乳酒】 ハルハ方言ではアイラグ、内蒙古ではチゲー(ツェゲー)と呼ばれる。馬の乳を攪拌して発酵させて作る。家畜の中で馬の乳は乳糖値がもっとも高く、これを利用して発酵させる。ミルクとビールを混ぜたような味がする。発酵が不十分なものを飲むとお腹をこわすことがあるので注意。なお、カルピスはこの馬乳酒にヒントを得て造られた。

【アーロール】 ホロードとも呼ばれる。牛乳または羊やラクダの乳で作った硬質の乾燥チーズ。乳酸発酵した脱脂乳を火にかけ、加熱凝固したものを乾燥させて作る。

【ズーヒィー】 絞った乳を放置して、分離したクリームを集めたもの。

【ウルム】 乳を鍋にかけて上に張る膜を分離させて作るクリームチーズのようなもの。80℃前後で固まった乳蛋白の一部と脂肪が一緒になっている。

【ツァガー】 内蒙古ではアイラグと呼ばれる(馬乳酒のアイラグとは別物なので注意)。脱脂乳を攪拌しながら乳酸発酵させたもの。

【シミン・アルヒ】 単にアルヒ、またはサーリン・アルヒとも呼ばれる。ツァガーを蒸留して作ったミルクウオッカ。

【アルツ】 内蒙古ではフチテー・ホロードと呼ばれる。酸味のある乾燥チーズ。シミン・アルヒを作った残りの酒かすのようなものを乾燥させて作る。

【シャル・トス】 バターのようなもの。主にウルムを加熱して作る。様々な作り方があるが、遠心分離による製法は用いない。

【スーテー・ツァイ】 単にツァイ(内蒙古ではチャイ)、またはヒーツティ・ツァイとも呼ばれる。乳茶。磚茶(だんちゃ)と呼ばれるレンガ状に固めたお茶を砕いたものを煮立て、塩とミルクを入れて作る。シャルトスというバターのようなものを浮かべて飲んだりもするが、いわゆるバター茶とは異なる。さらに好みによって煎り粟、乾燥チーズ、砂糖などを入れて飲むこともある。

【アム・ボター】 ホノグ・ボターとも呼ばれる。煎った粟。主に内蒙古で食される。乳茶に入れたり、砂糖を加えてズーヒィーと一緒に食べたりする。

【ビャシラグ】 軟質チーズ。
この情報は2006年01月16日時点のものです。

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